演題藩校「弘道館」の教育
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弘道館事務所主任研究員
小圷 のり子 氏茨城県水戸土木事務所偕楽園公園課弘道館事務所主任研究員
水戸市生まれ。同志社大学文学部文化学科卒業。茨城県立歴史館資料部嘱託職員として勤務し、自治体史編纂に携わり、2017年から現職。現在、水戸市立博物館協議会委員、水戸市都市景観審議会委員、常陸大宮市文化財保護審議会委員などを兼務。
〈主な共著〉
- 『近世日本の学問・教育と水戸藩Ⅰ~Ⅲ』(水戸市刊行)など
水戸藩では、2代藩主徳川光圀の時代から歴史書『大日本史』の編纂をはじめとする文化事業に力が注がれ、学問が奨励されてきました。時代は下り、幕末の「内憂外患」といわれる時代になると、9代藩主斉昭は多難な時局に対応できる人材の育成こそ急務と考え藩校弘道館を創設します。藩校としては日本最大規模の敷地を有する弘道館は、文館・武館をはじめ医学館・天文台・調練場などが設けられた総合大学的な学問所であり、その敷地構成や教育内容は他藩の藩校にも影響を与えました。
藩校教育が過去の教育とすれば、現在・未来の教育はどのように展開していくのでしょうか。将来の変化を予測することが困難な時代を前に、新時代を生きる子どもたちに、私たちは何をしてあげられるのか。学校にはどのような役割が期待されるのだろうか。私たちは社会の変化に柔軟に対応しなければなりません。しかしながら、どんなに社会が変化しようとも、正義や公正、人権を尊重する心を育成することは、時代にかかわらず教育において変わることはありません。この講演を聴くことで、教育の不易流行を考えてみましょう。
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